VirtualBoxへのCoreOSのインストール
CoreOSをVirtualBoxにインストールします。
尚、インストール完了まで、(SSHを含め)他のツールは何も使用しません。
※リモートからログインする為のパスワード以外、何も設定しません。
ダウンロード
以下のURLより、最新のStable ISO版をダウンロードします。
https://coreos.com/os/docs/latest/booting-with-iso.html
※ 2016/02/09現在 : CoreOS 835.12.0.
仮想マシンの作成
VirtualBox上に、以下のように仮想マシンを作成します。
名前とオペレーティングシステム
メモリーサイズ
- 2048MB ← 多めにしておいた方がいいと思います。
ハードディスク
- 仮想ハードディスクを作成する(C)
ハードディスクのファイルタイプ
- VDI (VirtualBox Disk Image)
物理ハードディスクにあるストレージ
- 可変サイズ(D)
ファイルの場所とサイズ
- CoreOS
- 40GB ← 多めにしておいた方がいいと思います。
ネットワークアダプターの追加
ホスト側からSSHによるアクセスがをする必要がありますので、ホストオンリーアダプターを追加します。
ネットワーク
- アダプター 1 : NAT
- アダプター 2 : ホストオンリーアダプター
ISOファイルのマウント
先程ダウンロードしたISOファイルをマウントします。
ストレージ
仮想マシンの起動
仮想マシンを起動します。
: localhost login: core (automatic login) CoreOS stable (855.12.0) Update Strategy: No Reboots core@localhost ~ $ _
※ この状態では、まだインストールされていません。
IPアドレスの確認
IPアドレスを確認します。
core@localhost ~ $ ip addr show 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> ... : inet 127.0.0.1/8 scope host lo : 2: enp0s3 <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> ... : inet 10.0.2.15/24 brd 10.0.2.255 scope global dynamic enp0s3 : 3: enp0s8 <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> ... : inet 192.168.56.101/24 brd 192.168.56.255 scope global dynamic enp0s8 :
IPアドレスは、それぞれ、以下のネットワークとなっています。
- 10.0.2.15 : NAT
- 192.168.56.101 : ホストオンリーアダプター
cloud-config.ymlの生成
パスワードを暗号化した文字列を生成し、cloud-config.ymlの元とします。
core@localhost ~ $ openssl passwd -1 > cloud-config.yml Password: Verifying - Password:
この段階のcloud-config.yml
$1$OM8XuhTK$n7uS5SdF3ZMuyxX9tuo1n1
cloud-config.ymlを以下のように編集します。
core@localhost ~ $ vi cloud-config.yml
#cloud-config users: - name: core passwd: $1$OM8XuhTK$n7uS5SdF3ZMuyxX9tuo1n1 groups: - sudo - docker
※ キーボート設定は英語になっていると思います。日本語キーボードの場合、コロン「:」は、「Shift」+「;」で入力できます。
インストール
CoreOSをインストールします。
core@localhost ~ $ sudo coreos-install -d /dev/sda -C stable -c cloud-config.xml
シャットダウン
シャットダウンします。
core@localhost ~ $ sudo shutdown now
ISOファイルのマウント解除
ISOファイルのマウントを解除します。
仮想マシンの起動
仮想マシンを起動します。
: localhost login: _
ログイン画面が表示されていますが、ローカルではログインできません。
ホストマシンからログイン
ホストマシンより、SSHを使用してログインします。
$ ssh core@192.168.56.101
ログインできれば、成功です。
次回は、とりあえず、Dockerを使ってみたいと思います。